2015年8月30日日曜日

JB23 フルフラット化 完全版  (車中泊・フルフラット用)

 JB23 フルフラット化 軽量版 車中泊用 から寝板のサイズと置き方を改良してみた。

 改良ポイントは
 1. 寝板のサイズアップ
 2. 床面の材質と高さの統一
 3. 助手席の背もたれのたわみを生じさせないこと。
 この3点である。

 材料は前回と同様ベニア。塩ビクッションシート。板の処理は前回と同じ。ただし、二枚の寝板がずれないようにベルクロテープで固定できるようにした。

JB23フルフラット・ボード
手前がリア側用、奥がフロント側用のボード。

 まずは運転席以外をフルフラット状態にする。

 リアシートの座面を外す方法は「JB23 後部座席の座面の取り外し」を参照。

後部座席左右の背もたれには薄いベニアを
シートファブリックの下に入れてある。
右側にはクッションシートをベルクロテープで貼った。

 外した座面のひとつを助手席の座面の上に置く。

リアシートの座面を助手席の座面の上に置く。
座面は助手席ドアのスイッチボックスとセンターコンソールの
出っ張りの間に挟みこんで固定。

 寝板の滑り止めにすべり止めマットを敷く。

シートの表面保護と寝板のズレ防止。

 2枚の寝板をセットする。
 広々空間の誕生である。寝る時は車の前方を頭にする。足元はタイヤハウスで狭い。

一番手前は自作の「JB23 トランクボックス」。
畳んだリアシートとの段差をこれで解消している。

 リアゲートのポケットに入れているテーブルを置いてみた。

フルフラットボード(寝板)を置いた左側と、
テーブルを置いている右側とでは
寝板の厚みの分の段差はある。

 改良点のNo.3 助手席の背もたれのたわみを生じさせないこと。は写真のように前方の寝板の端を後部座席にまで乗せてしまうことで解消した。

フロント側の寝板の後端は倒したリアシートの上に載っている。
車の前方に頭を向けて寝るので、一番重心のかかる
フロント側の寝板は、前方から1.シート座面 2.背もたれ 
3.畳んだリアシートの3箇所に荷重が分散される。

 前から見るとこれほどの広い空間を確保できた。

フロント左右のカーテンは、車中泊時以外は使わないので
センターピラーの後ろ側でまとめている。

 しかし、実際は荷物があるので右側は荷物置きになってしまうはず。貴重品や飲食物は車内に、それ以外はRV BOXなどでルーフラックにという使い方になるだろう。

折りたたみBOXを置いてみた。

 全部の座席を乗車できるよう戻して、寝板を荷室に入れるとこうなる。後方視界はだいぶ遮られるが、見えないことはない。

フルフラットボードを重ねて立てるとこうなる。
リアを左右とも畳んで水平に置くと邪魔にならない。

 ソロ用にしか考えていないので、自宅出る前から後部座席はフラットにしておけば寝板は邪魔にならない。




 車内のあちこちに犬のぬいぐるみやマスコットがあるのは、私の趣味なので気にしないでください。


※リアシートの座面の取り外し改良は「JB23 後部座席の座面の取り外し」を参照。

※倒したリアシートの背面の補強は「JB23 リアシート背もたれ背面ボード挿入」を参照。


※最初に作成した「JB23 フルフラット化 軽量版 車中泊用」は荷物を減らす最小サイズ。

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